AB designにご依頼頂く物は木製品が多いのですが、私の前職が特注金属家具を製作する会社だったため、金属製品も得意としています。
図面やマンガ絵を書き、業者さんに発注する。そして2tトラックを運転して鋼材屋さんにパイプを引取に行く時もあれば、加工屋さんや塗装屋さんに行く時もある。そして時にはグラインダー片手にバリ取りをしたり…
各業者さんでは様々な技術が間近で見ることができ、わからない事はその場で教えてもらえる。そのような物作りが目の前にある環境でしたから、現場でのコミュニケーションの大切さが今でも身に染みています。やはり作り方や構造がわかっていないとデザインが成り立たない事は多々ありますので。
ちなみに金属関連の工場は木工所とは異なる雰囲気と匂いあります。鉄はかなり独特な匂いな上、事務所中に鉄粉が舞っていたためか『体が鉄臭いよ』とよく言われてました。(笑)
今回の家具も、以前からの繋がりのある職人さんに作って頂きました。
デザインの段階から打合せはしていましたが、製作図面を基に最終打合せをします。部分的にスケッチを書くなどして図面では表現できない細かいニュアンスなども伝えます。この事前打合せが物作りに大きく影響するので、入念に行ないます。
そして製作された物を検品に行きます。
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目的は2つでした。1つは仕上がり具合の確認。仕上がりに関しては想定以上の出来上がりでした。「溶接痕は目立たなく仕上げておいたから」と、図面を見てデザインの意図を汲み取り製作してくれる。そんな作り手ならではの気配りに感謝です。
もう1つは装飾の取付け位置の決定です。飾りとしてボールチェーンを取付けるのですが、やはり図面ではわからないので現物を見ながら調整しました。

間隔を1mmずつ変えてセッティングします。たかが1mm?と思うかも知れませんが、チェーンの並んだ様子・隙間から見える脚など、実際に見比べる違いがわかるものです。
お客様も検品に立ち会われたのですが、職人さん含め、3人の意見が『これだ!』と一致した時、何だか全員の感覚が同じだと感じられて嬉しかったです。
そして何度も調色した色を塗って完成です。

※このミラーも弊社製作品です。
こういった作業の積み重ねで出来上がった物にご満足頂けた時の喜びは格別です。

