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2007.10 Archive

2007.10.08

ル・コルビュジエ展と東京の街

 今年に入っていくつかの展覧会に行きました。が、そのいくつかに共通した失敗は『会期末に飛び込む』です。こういう仕事をしていると平日休みだったりするので、人が少ない時に見れる事が特権だな!なんて思っているはずなのに、気付けばその利点を生かせずにいます。まず年の始めには、数ヶ月も会期のあったはずの『生誕100年記念 ダリ回顧展』は会期末2日前、『スーパーエッシャー展』は最終日、そして今回の『ル・コルビュジエ展:建築とアート、その創造の軌跡』は会期末3日前でした。

 一度仕事帰りに立ち寄ったのですが、東京シティビューもセットなのでゆっくり見ようと思い、チケットだけ購入して帰っていたので、当日はチケット購入に並ぶ事なくすんなり入れました。

 コルビュジエの展覧会と言えば、『ギャルリー・タイセイ』というイメージがつよいのですが、今回の会場は六本木ヒルズにある『森美術館』でした。森ビルの森会長がコルビュジエを気に入っているらしく、アークヒルズの上層階にある会員スペースにコルビュジエのオリジナル家具や絵画などがあったと10年近く前に聞いていたので、ついにきたか!と楽しみに行きました。
 
     
 
 コルビュジエと言えば、建築家として、またデザインした家具などが有名ですが、それらに限らず、絵画・彫刻などの多岐にわたった展示がされていました。サヴォア邸やロンシャンの礼拝堂、チャンディガールの都市計画など、別の展覧会で見た物も当然ありましたが、初めて見る物も多くありました。

 今回気になった物は、原寸大で再現された空間でした。パリのアトリエ、マルセイユ・ユニテの2層の集合住宅、晩年に過ごした南フランスに立つ木造の小屋。特に集合住宅と木造の小屋はコルビュジエが作り出したモデュロールを基に作り出されている空間です。

 モデュロールとは、世界的基準となったメートル法ではなく、コルビュジエが人体の寸法を基に考え出した、最も美しく使い心地のいい寸法尺度です。空間を体験できたのはもちろんですが、原寸大のモデュロールの絵があったので前に立ってみました。コルビュジエの寸法の捉え方を実感できる物でした。

 マルセイユ・ユニテは、現代の集合住宅の基になっているだろう点も多く、動線を考えた空間レイアウトや少ないスペースの有効活用法など、よく考えられていました。

 1Fダイニングスペースにジャン・プルーヴェのダイニングテーブルと小椅子が置かれていたので聞いてみました。そうしたところ「プルーヴェも関わっている建築のため、置いています」と。聞くとジャン・プルーヴェとシャルロット・ペリアンとの3人による共作だそうです。そう言えば、何かやってたかも?と思い調べました。現代芸術家連盟というのを共に立ち上げていたんですね。一つ勉強になりました。また先程の説明がなければ気付かなかったかも知れませんが、引戸の取手など、プルーヴェを感じさせる意匠も見受けられました。
 
 
 展示会を終え、向かったのは東京シティビュー。この日は天気がよかったのですが、真夏日という事もあってか、遠くは霞んで見えませんでした。もちろん霞んだ景色のためでもありますが、展覧会を見た後だったせいか、都市計画も何もない東京の街並は、荒廃した寂しげな街の様に目に映りました。
 

 
 
 表題とは関係ありませんが、東京シティービューで見つけた不思議な景色
 
    
 
  

2007.10.26

明日は満月


 
 みなさん、最近空を見上げていますか?

 一昨日の夜は十三夜でした。といっても、恥ずかしながら「今日は十三夜だよ」と言われて初めて十三夜なるものを知りました。お月見と言えば、十五夜(中秋の名月)というイメージで、それに比べると馴染みがなかったのですが、十五夜だけのお月見は「片月見」といって嫌われており、十五夜にお月見をしたら、必ず十三夜にもお月見をするものだという伝承が各地にあるそうです。

 と調べていて、じゃあ満月はいつになるんだ?と気になりました。今度の満月は10月26日の夜です。しかも今回はただの満月ではなく、今年一番の大きさの満月だそうです。月の軌道により、同じ満月でも10%以上の大きさの差があるそうです。

 残念ながら本州〜沖縄の夜の予報はよくありませんが、ちょっと気にしてみてはいかがですか?

※画像は10月25日の夜の月です。残念ながら、雲掛かっています。