1. AB design の誕生
インテリアデザイナーはオリジナルの家具を製作する機会が多いものです。良い悪いは別にして、プロダクトデザインを志望し、家具職人として腕を磨き、家具デザインの巨匠に師事して、いつかはデザインをという人よりも格段にその機会は多いのです。リビングデザイナーの小泉誠さんは家具が好きだからインテリアデザインを志向したとおっしゃっているぐらいです。
そういうわけで、近藤さんは(このBlog中では「近藤康夫」のことを「近藤さん」と書きます。身内だから「近藤」と書くべきなんでしょうが、「近藤さん」という感じなので)長いキャリアの中で無数の家具をデザインしてきました。勿論インテリアデザイナーとしてのアプローチですが、ストックは豊富にあったわけです。もっともAB designの家具はブランド立ち上げにあたり、全て書き下ろしたものなのですが。
近藤さんはもともと、家具をデザインして販売したいと考えてはいたそうですが、資金も必要な話ですからなかなか実現は難しいと思っていたようです。そこに私募債を募って家具の会社を作ろうと持ちかけたのが、ABの現在の代表の山野さんだったわけで、そこからはあっと言う間でした。山野さんという人は柔らかい関西言葉で話す不思議な人徳のある人で、知人からの信頼も厚く、「インテリアデザイナー近藤康夫」というブランドネームもあいまって、意外にあっさりと必要な資金は調達でき、2003年2月にAB designが設立されました。
written by yutaka



















